グローバルで通用する獣医療プロダクトを開発するために
国内のペット市場は拡大を続けていますが、「日本だけで売れる」プロダクトは長くは生き残れません。一次・二次診療の現場で本当に機能し、科学的な裏付けがあり、海外の競合や市場基準にも耐えること。さらに、飼い主・獣医師双方にとって理解しやすいブランド/デザインであること。――この4点を同時に満たしてはじめて、グローバルで勝てる獣医療プロダクトになります。 1. 現場起点:診察室の“5分”を設計する 獣医療は「患者(動物)×飼い主×医療者」が同時に存在する特殊な現場です。診察室での説明時間は多くの場合5〜10分。ここでの理解度が治療コンプライアンス、再診率、レビュー/NPSに直結します。 まずは以下を可視化しましょう。 プロダクトは“現場の摩擦”を減らすほど採用が進みます。導入に追加作業が生じるなら、その分を時間短縮か収益増で必ず相殺できる設計を。 2. エビデンス起点:効くことを示す“測り方”を先に決める 海外展開を見据えるなら、主張より測定が重要です。 “良さそう”ではなく“効いている”を数字で語る。これが価格交渉力と海外規制・パートナー開拓の入口になります。 3. 海外ベンチマーク:市場の“当たり前”を把握する 北米・欧州では、説明コンテンツの視覚化、遠隔フォロー、サブスク/バンドル課金が一般化しつつあります。競合は製品単体だけでなく、ワークフロー一体型の体験を売っています。 見るべきポイントは3つ。 世界の“普通”を知らないと、日本発の独自性も設計できません。 4. ブランド&デザイン:信頼と理解を同時に届ける 獣医療の意思決定は**“科学的に正しい”ד直感的にわかる”**の掛け算で進みます。 見た目を整えることではなく、理解のコストを下げる設計がデザインの本質です。 5. 0→1の進め方:90日で“売れる仮説”を検証する VetsBrainでは、以下の90日スプリントを推奨します。 Day 0–14|Discovery:現場シャドーイング、課題仮説、KPI定義 Day 15–45|Design:臨床監修付きの図解/モーション、MVP UI、価格仮説 Day 46–75|Pilot:2–3院でPoC、計測と反復、導入マニュアル作成 Day 76–90|Scale準備:結果のホワイトペーパー化、導入パッケージ、海外ベンチマークリライト “完成”を待たずに測れるMVPで学習を回すことが、遠回りに見えて最短です。 6. VetsBrainが提供できること 獣医師・研究者・デザイナーが同じテーブルで伴走することで、現場で使われ、数字で語れ、世界に通用するプロダクトづくりを加速します。 まずは30分の無料相談から。 既存プロダクトの海外適合診断、PoC設計の壁打ち、説明資料の改善チェックなど、どこからでもご一緒できます。VetsBrain Consulting/Designまでお気軽にご連絡ください。
